バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)徹底解説:国別・セクター別構成、上位銘柄、配当まで最新データで丸わかり

バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)徹底解説:国別・セクター別構成、上位銘柄、配当まで最新データで丸わかり

投稿日: 2025年07月23日

はじめに

米国外の先進国・新興国株式を“まとめて”カバーしたい——。そんなニーズに応えるのが Vanguard Total International Stock ETF(ティッカー:VXUS) です。本記事では、2025年時点の最新データをもとに、国別・セクター別構成、上位保有銘柄、配当(分配金)情報、コスト(経費率)まで一気に整理します。


VXUSの基本情報

  • 運用会社:Vanguard(バンガード)
  • ベンチマーク:FTSE Global All Cap ex US Index(米国を除く世界株式)
  • 組入銘柄数:約8,000〜9,000銘柄(年・月により増減)
  • 決算・分配頻度:年4回(四半期ごと)
  • 経費率:0.05%前後(超低コスト)
  • 純資産総額(AUM):数百億ドル規模(2025年時点で900億ドル超規模)

ポイント:米国株(例:VTI)と組み合わせることで、世界株式の“ほぼ全部”を低コストで保有可能。


国別構成比(上位)

VXUSは約50カ国以上に分散投資。上位10カ国で全体の7割程度を占めます。2025年中盤時点の例を参考にすると、次のような比率感です。

国・地域 構成比率(%)
日本 約15%
英国 約9%
中国 約8%
カナダ 約7%
フランス 約6%
インド 約6%
ドイツ 約6%
台湾 約5%
スイス 約5%
オーストラリア 約4%

注:数値は月次で小幅に変動します。実際に投資判断する際は、最新のファクトシートや公式サイトで最終確認を。


セクター別構成比

先進国・新興国を横断しているため、特定セクターに偏らず幅広い分散が効いています。

セクター 構成比率(%)
金融 約23%
工業(産業財) 約16%
情報技術(IT) 約14%
一般消費財 約12%
ヘルスケア 約8%
生活必需品 約6%
素材 約6%
エネルギー 約5%
通信サービス 約4%
公益事業 約3%
不動産 約3%

上位保有銘柄(トップ10)

銘柄数が非常に多いため、トップ10でも全体の1割未満。個別企業リスクが抑えられている点も特徴です。

順位 企業名 比率(目安)
1 台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC) 台湾 約2.5%
2 テンセント・ホールディングス 中国 約1.1%
3 ASMLホールディング オランダ 約0.9%
4 SAP SE ドイツ 約0.9%
5 アリババ・グループ 中国 約0.7%
6 ネスレ スイス 約0.7%
7 ロシュ スイス 約0.7%
8 サムスン電子 韓国 約0.7%
9 ノバルティス スイス 約0.6%
10 ノボノルディスク デンマーク 約0.6%

配当(分配金)と利回り

  • 支払頻度:四半期(3・6・9・12月近辺)
  • 直近1年の分配金合計(例):1株あたり約1.9〜2.0ドル前後
  • 利回り目安:株価水準によるが2〜3%台が多い
  • 特徴:12月(年末)は配当が大きくなる傾向

米国ETFの配当は二重課税など税制面の考慮が必要。NISAや特定口座での取り扱い、外国税額控除なども合わせて確認しておくと安心です。


コスト(経費率)

  • 経費率(Expense Ratio):0.05%程度
  • 広範囲に分散された国際株ETFとしては業界最低水準クラス。長期投資でもコスト負担が極小。

まとめ:VXUSはこんな投資家に向いている

  • 米国以外の先進国・新興国株式を まとめて一括 で保有したい
  • 個別国や個別企業に偏らない 超・広域分散 を求める
  • 低コスト で長期保有したい
  • 米国株ETF(例:VTI)との組み合わせで 全世界株式ポートフォリオ を構築したい

Tip:VXUS単体では米国株が含まれません。全世界を1本で持ちたいならVT(Vanguard Total World Stock ETF)も比較候補に。


参考リンク(確認推奨)

  • Vanguard公式サイト(VXUSファクトシート)
  • Morningstar / Bloomberg / Yahoo! Finance などの情報サービス
  • 米国ETF課税・配当関連の解説記事(税務面の確認に)

免責事項

本記事は情報提供のみを目的としています。投資判断はご自身の責任でお願いします。最新データは公式サイト等で必ずご確認ください。