東証上場の「インベスコQQQ」とは?NASDAQ100に円建てで投資できるETFを解説

東証上場の「インベスコQQQ」とは?NASDAQ100に円建てで投資できるETFを解説

投稿日: 2026年06月11日

2026年6月9日、東京証券取引所に「インベスコQQQトラスト シリーズ1」、銘柄コード 587A が上場しました。

このETFは、米国の代表的な株価指数である NASDAQ100指数 への連動を目指す商品です。NASDAQ100は、米国NASDAQ市場に上場する主要企業のうち、金融を除く大型企業で構成される指数で、特にテクノロジー関連企業の比率が高いことで知られています。

インベスコQQQ 587Aの基本情報

項目 内容
銘柄名 インベスコQQQトラスト シリーズ1
銘柄コード 587A
上場市場 東京証券取引所
上場日 2026年6月9日
連動対象 NASDAQ100指数
売買単位 1口
信託報酬 税込0.18%
分配金 年4回

東証に上場しているため、日本の証券会社の口座から、通常の国内ETFと同じように日本円で売買できます。

そもそもQQQとは?

QQQは、米国で非常に有名なNASDAQ100連動型ETFです。

米国では「Invesco QQQ Trust」として長い運用実績があり、Apple、Microsoft、NVIDIA、Amazon、Meta、Alphabetなど、米国の大型ハイテク企業を中心に投資できるETFとして知られています。

今回の東証上場版である587Aは、このQQQを日本市場で売買しやすくしたETFと考えると分かりやすいです。

587Aのメリット

最大のメリットは、NASDAQ100に日本円で投資できることです。

米国市場に上場しているQQQを直接買う場合、米ドルへの両替や米国市場の取引時間を意識する必要があります。一方、587Aは東証上場ETFなので、国内株式と同じ感覚で売買できます。

また、信託報酬が税込0.18%と低めに設定されている点も魅力です。NASDAQ100に連動する東証上場ETFの中でも、コスト面で競争力があります。

注意点・リスク

一方で、NASDAQ100はかなり値動きが大きい指数です。

構成銘柄は大型ハイテク株や成長株の比率が高いため、相場が良い時は大きく上昇しやすい反面、金利上昇局面やハイテク株の調整局面では大きく下落する可能性があります。

また、東証で円建てで売買できるとはいえ、投資対象は米国株です。そのため、為替の影響を受けます。円安になれば基準価額にはプラスに働きやすく、円高になればマイナスに働きやすくなります。

上場直後は、出来高や売買スプレッド、基準価額との乖離にも注意が必要です。

どんな人に向いているか

インベスコQQQ 587Aは、米国の大型テクノロジー企業や成長企業にまとめて投資したい人に向いています。

特に、AI、半導体、クラウド、ソフトウェア、ネット広告、プラットフォーム企業など、米国の成長分野に長期投資したい人にとっては有力な選択肢になります。

ただし、全世界株式やS&P500と比べると、セクターの偏りが大きく、値動きも激しくなりやすいです。そのため、資産運用の中心にするというより、全世界株式やS&P500に加える「サテライト投資」として使う方がバランスは取りやすいでしょう。

まとめ

東証に上場した「インベスコQQQ」587Aは、NASDAQ100に日本円で投資できる低コストETFです。

米国の大型ハイテク企業や成長企業にまとめて投資できる一方で、値動きの大きさや為替リスクには注意が必要です。

長期的に米国のテクノロジー企業の成長に期待する人にとっては、検討する価値のあるETFと言えます。ただし、リスクも高めなので、S&P500や全世界株式などと組み合わせながら、ポートフォリオ全体のバランスを考えて活用するのがよいでしょう。