
外為特会とは?ホクホク発言で注目の“政府のドル運用口座”をやさしく解説
投稿日: 2026年02月04日
📘外為特会とは?ニュースで話題の仕組みをやさしく解説
◆ 外為特会=国の「ドル用お財布」
正式名称は「外国為替資金特別会計」。 これは政府が外国為替(ドルなど)に関わるお金を管理・運用するための特別な会計制度のことです。
普段の国家予算(一般会計)とは別に扱われていて、 たとえば急な円安のときに為替介入をしたり、持っているドル資産を運用したりするために使われます。
◆ どんなことに使われるの?
以下の2つが主な役割です。
為替介入の資金源 例:急な円安を抑えるために、ドルを売って円を買うときの原資。
外貨資産の運用 保有する米ドルをアメリカ国債などで運用し、利息を得る。
◆ なんで日本政府がドルをそんなに持ってるの?
過去に何度も円高を防ぐために為替介入を行ってきた結果、日本政府はたくさんのドル資産を保有しています。 その多くはアメリカ国債などに投資されていて、利息を毎年受け取っています。
現在のようにアメリカの金利が高いと、その利息収入が増えて潤う状態になるため、 高市早苗大臣が「外為特会はホクホク」と発言し、注目を集めました。
◆ どうやって利益が出ているの?
利益の仕組みはとてもシンプルです。
- 円の金利:ほぼゼロ(=借金してもコストが安い)
- ドルの金利:5%前後(=アメリカ国債の利回りが高い)
つまり、安いコストで円を用意し、ドルで運用することで金利差ぶんの収益が出るのです。 この構造が、いま特に“ホクホク”と呼ばれる理由です。
◆ その利益、誰のもの?
この収益は、国民に直接分配されるわけではありません。 基本的には外為特会内でプールされ、将来の為替介入などに備えて積み立てられます。
◆ 為替介入にも関係アリ
最近では円安が急激に進んだ際、政府・日銀が「ドルを売って円を買う」為替介入を実施しています。 その介入に必要なドルを出すお財布が、まさに外為特会です。
2022年や2023年には、1回あたり数兆円規模の介入が行われており、これも外為特会あってこそ実現できたものです。
◆ まとめ:外為特会とは?
「日本政府が持つ、為替操作とドル資産運用のための巨大な資金口座」
経済ニュースや円安・円高の話題を理解するうえで、知っておくと役立つ制度のひとつです。

