為替の「レートチェック」とは何か?発言だけ・確認・実際の介入の違いをやさしく解説

為替の「レートチェック」とは何か?発言だけ・確認・実際の介入の違いをやさしく解説

投稿日: 2026年01月23日

為替ニュースで聞く「レートチェック」とは?

為替ニュースを見ていると、 「当局がレートチェックを行った」 という表現が出てくることがあります。

これは、円やドルを実際に売買したという意味ではありません。

レートチェックとは、 国(財務省・日本銀行)が、銀行などに連絡して、今の為替相場や取引状況を確認する行為です。


何を確認しているの?

当局は、主に次のような点を確認します。

  • 今のドル円はいくらか
  • どれくらいの速さで動いているか
  • 取引が一方向に偏っていないか

あくまで現状把握であり、 この時点ではお金の売買は行われません。


なぜレートチェックをするのか?

理由は一つです。

「急激な為替変動を問題視している」というメッセージを市場に伝えるためです。

直接「介入する」と言わなくても、 「相場を見ている」「準備はしている」 という意思表示になります。


実際に介入につながった例はある?

あります。

2022年の円安局面

  • 急激な円安が進行
  • レートチェックが行われたと報道
  • その後、円買い・ドル売りの実際の介入を実施

このため、 レートチェックは「次に何か起こるかもしれない合図」 として受け取られるようになりました。


よく出てくる3つの言葉の違い

為替に関する対応は、強さが段階的に違います。

① 発言だけ(いわゆる口先介入)

  • 「急な変動は好ましくない」
  • 「必要なら対応する」

👉 言葉だけ。お金の動きはなし。


② レートチェック

  • 銀行などに相場状況を確認
  • 実際の売買はしない

👉 発言より一段強い警告。準備段階。


③ 実際の介入(実弾介入)

  • 円やドルを本当に売買する
  • 外貨準備を使う

👉 最も強い対応。市場への影響も大きい。


一目で分かる比較

種類 実際の売買 強さ
発言だけ なし
レートチェック なし
実際の介入 あり

まとめ

  • レートチェックは介入ではない
  • しかし、 実際の介入の前に行われた事例がある
  • そのため市場では 「次は本格対応かもしれない」 と意識される