インフレで株価が上がる仕組みとは?わかりやすく解説

インフレで株価が上がる仕組みとは?わかりやすく解説

投稿日: 2026年02月27日

「インフレになると株価が上がる」とよく言われます。 しかし、なぜ物価が上がると株価も上がるのでしょうか。

その仕組みを、できるだけシンプルに整理します。


そもそもインフレとは?

インフレ(インフレーション)とは、

モノやサービスの価格が継続的に上がること

を指します。

例えば、

  • 100円だった商品が110円になる
  • 1,000円のサービスが1,100円になる

このように「お金の価値が相対的に下がる」状態です。


インフレで株価が上がる3つの仕組み


① 企業の売上・利益が増えやすい

企業は商品やサービスを販売して利益を出します。

インフレ時に価格転嫁ができる企業であれば、

  • 商品単価が上がる
  • 売上高が増える
  • 利益も増えやすい

株価は基本的に「将来の利益への期待」で決まります。

つまり、

利益が増える → 企業価値が上がる → 株価が上がる

という流れになります。


② 現金の価値が目減りする

インフレ時は、

  • 現金の実質価値が下がる
  • 預金金利が物価上昇に追いつかない

そのため投資家は、

現金よりも価値が上がる資産を持とう

と考えやすくなります。

株式は企業という“実物資産”を保有することになるため、 資金が株式市場に流れやすくなります。


③ 名目成長率が上がる

インフレが起きると、

  • 名目GDPが増える
  • 企業の売上も名目ベースで拡大する

経済規模が拡大しているように見えるため、 企業評価も押し上げられやすくなります。


ただし重要なのは「金利」

インフレが進むと、中央銀行は利上げを行います。

日本では 日本銀行、 米国では 連邦準備制度理事会 が金融政策を担っています。

金利が上がると、

  • 企業の借入コストが増える
  • 将来利益の現在価値が下がる
  • グロース株が売られやすい

というマイナス要因も発生します。


良いインフレと悪いインフレ

良いインフレ

  • 景気が拡大している
  • 賃金も上昇している
  • 企業が価格転嫁できる

→ 株価にとってプラスになりやすい

悪いインフレ

  • 原材料価格の急騰
  • 実質賃金が下落
  • 消費が落ち込む

→ 株価にマイナスになりやすい


まとめ

インフレで株価が上がる仕組みは、

  1. 企業の名目利益が増える
  2. 現金から株などの実物資産へ資金が移動する
  3. 名目経済成長が拡大する

この3つが基本です。

ただし、

インフレ率そのものよりも「金利の動き」がより重要

という点は忘れてはいけません。

インフレは株価にとって追い風にも逆風にもなります。 大切なのは、そのインフレが「どのタイプか」を見極めることです。