[{"data":1,"prerenderedAt":-1},["ShallowReactive",2],{"$fTRq1VewMbT_8qOP6iWDSP5s6qYFe3G3I8aJzEuSHqTQ":3},{"blog_id":4,"slug":5,"title":6,"article":7,"eyecatch_image_url":8,"posted_at":9,"tags":10,"related_articles":35},804,"boj-jgb-buying-yen-depreciation-interest-rates","日銀は今も国債を買っているのか？円安・金利上昇を含めて整理","現在の日本経済を見るうえで重要なのが、**日銀の国債買入れ、円安、金利上昇**の関係です。\r\n\r\n結論から言うと、**日銀は今も国債を買い続けています。**\r\n\r\nただし、以前のように大規模に増やしているわけではなく、**買入額を段階的に減らしている途中**です。\r\n\r\n一方で、日本政府は基本的に**国債を発行する側**です。政府による買入消却はありますが、日銀のように金融政策として大量に国債を買っているわけではありません。\r\n\r\n## 日銀は今も国債を買っている\r\n\r\n日銀は、長期国債の買入れを現在も継続しています。\r\n\r\n日銀の公表資料では、月間の長期国債買入れ予定額は以下のようになっています。\r\n\r\n| 期間 | 月間の長期国債買入れ予定額 |\r\n|---|---:|\r\n| 2026年4〜6月 | 2.7兆円程度 |\r\n| 2026年7〜9月 | 2.5兆円程度 |\r\n| 2026年10〜12月 | 2.3兆円程度 |\r\n| 2027年1〜3月 | 2.1兆円程度 |\r\n| 2027年4月以降 | 2.0兆円程度 |\r\n\r\nつまり、**2026年7〜9月時点では月2.5兆円程度の国債買入れを続けている**ということです。\r\n\r\nただし、買入額は段階的に減っています。\r\n\r\n日銀は、2027年1〜3月までは原則として毎四半期2,000億円程度ずつ減額し、2027年4月以降は月2兆円程度の買入れを行う方針を示しています。\r\n\r\nつまり現在の日銀は、\r\n\r\n> 国債はまだ買っている  \r\n> ただし、買う量は少しずつ減らしている\r\n\r\nという状態です。\r\n\r\n## 急激な金利上昇には対応する方針\r\n\r\n日銀は国債買入れを減らしていますが、完全に市場任せにしているわけではありません。\r\n\r\n長期金利が急激に上昇する場合には、買入額の増額や指値オペ、共通担保資金供給オペなどを機動的に実施するとしています。\r\n\r\nつまり、現在の日銀の姿勢は、\r\n\r\n> 国債買入れは減らす  \r\n> しかし金利が急騰した場合は市場安定のために介入する\r\n\r\nというものです。\r\n\r\n## 政策金利はすでに1％程度まで上がっている\r\n\r\n日本は長くゼロ金利・マイナス金利の印象が強いですが、現在はすでにその局面ではありません。\r\n\r\n日銀は、無担保コールレート翌日物を**1.0％程度で推移するよう促す**方針を示しています。\r\n\r\nつまり、現在の日本は、\r\n\r\n> 日銀は利上げしている  \r\n> ただし、米国などと比べるとまだ金利は低い\r\n\r\nという状態です。\r\n\r\nここが円安を考えるうえで重要です。\r\n\r\n## 長期金利も上昇している\r\n\r\n日銀が国債を買っているにもかかわらず、日本の長期金利は上昇しています。\r\n\r\n日本の10年国債利回りは、長期金利の代表的な指標です。\r\n\r\n足元では10年国債利回りが2％台後半まで上昇しており、30年国債利回りも4％前後の水準にあります。\r\n\r\nこれは重要です。\r\n\r\n日銀の国債買入れは、国債価格を支えるため、理屈上は金利を下げる、または上がりにくくする方向に働きます。\r\n\r\nしかし現在は、インフレ、円安、財政不安、日銀の追加利上げ観測、国債買入れ減額などが重なり、**日銀が買っていても長期金利は上がっている**という状況です。\r\n\r\n## 円安の背景には日米金利差がある\r\n\r\n足元では円安も大きな問題です。\r\n\r\n円安の要因は一つではありませんが、大きな要因の一つが**日米金利差**です。\r\n\r\n日本の政策金利は1％程度まで上がっています。\r\n\r\nしかし、米国の政策金利は日本よりも高い水準にあります。\r\n\r\nそのため、投資家から見ると、\r\n\r\n> 円で持つより、ドルで持った方が金利収入を得やすい\r\n\r\nという構図が残っています。\r\n\r\nその結果、\r\n\r\n> 円を売る  \r\n> ドルを買う  \r\n> 円安が進みやすくなる\r\n\r\nという流れが起きやすくなります。\r\n\r\n## 日銀は円安を止めたいが、金利を上げすぎると別の問題が出る\r\n\r\n円安だけを考えれば、日銀がさらに利上げしたり、国債買入れをもっと減らしたりすれば、円高方向に働きやすくなります。\r\n\r\nしかし、金利を急に上げすぎると別の問題が出ます。\r\n\r\nたとえば、以下のような影響です。\r\n\r\n- 国債の利払い負担が増える\r\n- 住宅ローン金利が上がる\r\n- 企業の借入コストが増える\r\n- 国債価格が下がり、金融機関の保有債券に評価損が出る可能性がある\r\n\r\nつまり日本は今、\r\n\r\n> 円安を止めるためには金利を上げたい  \r\n> しかし金利を上げすぎると国債市場や国内経済に負担が出る\r\n\r\nという難しい状況にあります。\r\n\r\n## 政府は国債を買っているのか\r\n\r\n日本政府、正確には財務省は、基本的には**国債を発行する側**です。\r\n\r\nただし、政府にも「買入消却」という仕組みがあります。\r\n\r\nこれは、発行済み国債を買い入れて消却する制度です。\r\n\r\nただし、これは日銀の月数兆円規模の国債買入れとは、目的も規模もまったく違います。\r\n\r\n政府の買入消却は、国債管理上の操作であり、金融政策として市場から大量に国債を買っているわけではありません。\r\n\r\n## 日銀が政府から直接買っているわけではない\r\n\r\nここは非常に重要です。\r\n\r\n日銀が政府から新発国債を直接引き受けることは、財政法第5条により原則として禁止されています。\r\n\r\n現在の日銀の国債買入れは、基本的には市場からの買入れです。\r\n\r\n流れとしては、以下のようになります。\r\n\r\n```text\r\n政府が国債を発行する\r\n↓\r\n金融機関や投資家が市場で買う\r\n↓\r\n日銀が金融政策として市場から国債を買う","https://nisa.live/media/blog/eyecatch/ai_generated_8ba643eb6adf42a9968f81cc3c5f6a04.jpg","2026-07-04T23:11:00Z",[11,14,17,20,23,26,29,32],{"tag_id":12,"name":13,"slug":13},48,"円安",{"tag_id":15,"name":16,"slug":16},57,"国債",{"tag_id":18,"name":19,"slug":19},372,"政策金利",{"tag_id":21,"name":22,"slug":22},232,"日本経済",{"tag_id":24,"name":25,"slug":25},157,"日銀",{"tag_id":27,"name":28,"slug":28},276,"金利",{"tag_id":30,"name":31,"slug":31},32,"金融政策",{"tag_id":33,"name":34,"slug":34},158,"長期金利",[]]