スーパー・マイクロの株価が下落したのはなぜ?

スーパー・マイクロの株価が下落したのはなぜ?

投稿日: 2024年12月10日

スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)の株価下落の主な理由

株価下落の主な要因

  1. 監査法人の辞任 アーンスト・アンド・ヤング(EY)が2024年10月末に監査法人を辞任したことは、SMCIの株価に大きな打撃を与えました。EYはSMCIのガバナンスと透明性に懸念があることを辞任の理由として挙げており、これにより投資家の信頼が大きく損なわれました。

  2. 財務報告の遅延 SMCIは2024年度の年次報告書(フォーム10K)の提出を延期しており、これによりナスダック市場からの上場廃止リスクが高まっています。この状況は投資家の不安を増大させ、株価の下落につながっています。

  3. 法的・規制上の問題 米司法省による調査の可能性や、空売り投資家ヒンデンブルグ・リサーチによる会計不正の疑惑も、SMCIの株価に悪影響を与えています。

  4. 競争環境の変化 AIサーバー市場における競争の激化も、SMCIの株価に圧力をかけています。例えば、シスコがAIサーバー市場に参入する計画を発表したことも、SMCIの株価下落の一因となっています。

株価の推移

SMCIの株価は2024年3月以降、75%以上急落しています。特に、EYの辞任発表後の2024年10月30日の取引では、株価が一時34%も下落し、2018年10月以来最大の下落率を記録しました。

今後の展望

SMCIは現在、ナスダックのコンプライアンス義務を果たすための計画を提出する必要があります。承認されれば、提出期限を2025年2月まで延長できる可能性がありますが、EYの辞任により状況はさらに困難になっています。

投資家の中には、SMCIの低い評価指標が将来の回復の可能性を示唆していると見る向きもありますが、現在の法的・規制上のリスクを考慮すると、多くの投資家はより安定した投資機会を求める可能性があります。

SMCIが透明性を高め、ガバナンスを強化する具体的な対策を講じることができれば、投資家の信頼回復につながる可能性はありますが、現在の状況では慎重な対応が求められます。